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ヘーベルハウスの外構は「無機質」が正解。重厚なALCとそらのまを活かす鉄則

導入:その外構は「ヘーベル板」の質量に負けていませんか?

「災害に強い『シェルター』としてヘーベルハウスを選んだ。しかし、外構がただのフェンスでは、安心感が完結しない」
「『そらのま』でのアウトドアライフに憧れていたが、道路からの視線が気になってカーテンを開けられない」
これは、都市部でヘーベルハウスを建てた施主様共通の悩みです。

結論を申し上げます。圧倒的な質量を持つヘーベル板(ALC)で守られた家には、ペラペラのメッシュフェンスや、メルヘンなレンガのアプローチは不協和音を生むだけでなく、防犯・プライバシーの面でも不十分です。
必要なのは、建物の「箱(キュービック)」としての要塞感を損なわず、プライベート空間を確保する「Solid & Private」なプランニングです。

本記事では、人気の「玄武(黒)」から定番の「輝白(白)」まで、ヘーベルハウスの重厚感と調和し、都市生活の質を高めるための、無機質で堅牢な外構デザインについて解説します。

「Solid & Geometric」の法則:無骨な美学を貫く

ヘーベルハウスのデザインコードは「直線」と「グリッド(格子)」です。
アウトドアギアのような「機能美」を好む施主様にとって、外構もまた、甘さを排除したスクエアな構成が正解です。
具体的に選ぶべき素材と、避けるべき素材の基準は以下の通りです。

要素 避けるべきデザイン(NG) ヘーベルハウスに合う正解(OK)
デザイン形状 アール(曲線)や
有機的な乱形石貼り
完全な直線・スクエア
垂直・水平のラインを強調し、建物のキュービックなフォルムと同期させる。
素材感 レンガ、テラコッタ
(カントリー調)
アルミ形材・大判タイル
ALCのマットな質感と相性が良い、ノイズレスな無機質素材。
カラー戦略 パステルカラーや
暖色系の塗り壁
モノトーン・コントラスト
「玄武」なら黒で同化させ、「輝白」なら黒サッシに合わせて金物を黒で引き締める。

「RATIUS」と「そらのま」を活かす2つの手法

ヘーベルハウスの主力商品である「RATIUS(ラティウス)」の重厚感と、半屋外空間「そらのま」の開放感。
この相反する要素を外構で両立させるには、「高さ」と「ライン」のコントロールが必要です。

1. 「大型ゲート」で都市の視線を遮る

都市部の邸宅において、道路からの視線カットは必須課題です。
LIXIL「プラスG」やYKK AP「エクスティアラ」といった「高さ2.4m以上の大型フレーム(ゲート)」を採用してください。
ヘーベルハウスの巨大な壁面に対し、一般的な門柱では迫力負けします。
大型ゲートで空間を立体的に囲うことで、建物に負けない「顔」を作りつつ、「そらのま」やリビングへの視線を物理的にシャットアウトします。

2. 「モジュール整合」でラインを整える

ヘーベル板には特有の目地(ライン)が入っています。
外構デザインのプロは、フェンスの上端や門柱の高さを、この「外壁のライン」にピタリと合わせます。
アプローチの床タイルも、300角ではなく600角以上の大判を選ぶことで、ヘーベル板のグリッドとスケール感を統一します。
この「ライン合わせ」が、ヘーベルハウス特有の整然とした美しさを生みます。

💡 プロのアドバイス:植栽による「緩和」

無機質な外構になりすぎると、冷たい印象を与えてしまうことがあります。
特に黒い外壁(玄武)の場合はシルバーリーフ系の「オリーブ」を、白い外壁(輝白)の場合は枝ぶりの良い「アオダモ」を1本添えてください。
堅牢な要塞の中に、計算された「緑」が入ることで、洗練されたアウトドアショップのようなセンスの良い空間になります。

【絶対厳守】ALC外壁の「ビス打ち」問題

ヘーベルハウスの外構工事において、最も注意しなければならないのが「ALC外壁への固定(ビス打ち)」です。
これは、建物の寿命(ロングライフ住宅)に関わる重大な問題です。

防水層を破壊するリスク

ALCコンクリートは多孔質(穴が多い)素材であり、防水塗装によって守られています。
安易にテラス屋根や宅配ボックスを壁に固定するためにビスを打つと、そこから雨水が侵入し、壁内部を腐食させるリスクがあります。
これはヘーベルハウスの長期保証規定においても、基本的にNG行為とされています。

解決策:「完全独立施工」の徹底

私たちGAIKO LABでは、ヘーベルハウスの現場において「完全独立施工(鳥居工法等)」を徹底しています。
テラス屋根を設置する場合も、建物の壁には一切触れず、地面から4本の柱で自立するタイプを選定します。
壁と屋根の間には「隙間ふさぎ材」を用いることで、雨の吹き込みを防ぎつつ、建物本体(資産)には傷をつけない施工が可能です。

まとめ

ヘーベルハウスの外構計画で成功するポイントは以下の3点です。

  1. 無機質の徹底: 「Solid & Geometric」をテーマに、アルミと直線で構成し、甘さを排除する。
  2. 要塞化(ゲート): 大型フレームで視線を遮り、「そらのま」を真のプライベート空間にする。
  3. 独立施工の遵守: ALC外壁へのビス打ちは厳禁。建物の防水と保証を守る施工方法を選ぶ。

あなたのヘーベルハウスには、どんなゲートが似合うのか。
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