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外構計画は「いつから」が正解?着工後に動くと手遅れになる3つの理由

導入:「外構は最後でいい」が、最大の損失を生む

「建物の打ち合わせで忙しいから、外構は着工してからゆっくり考えよう」
もしそう考えているなら、少しだけ立ち止まってください。

結論を申し上げます。外構計画を始めるベストタイミングは、「建物の間取りが確定し、基礎着工に入る前」です。
なぜなら、一度水道管を埋めてしまったり、外壁が出来上がったりした後では、理想の外構を実現するために「壊す工事(ハツリ)」や「露出配管」が必要になり、仕上がりの美しさを損なうだけでなく、無駄な修正費用が発生するからです。

本記事では、建物の着工後に動くと手遅れになる「3つの設備リスク」と、無駄なコストをゼロにするための「並走計画(Parallel Planning)」について解説します。

着工後では手遅れになる「3つの設備リスク」

建物が出来上がってから外構業者が現場に行くと、「あと1ヶ月早ければ、図面上で線を引くだけで解決できたのに…」と悔やむ場面が多々あります。
特に以下の3点は、建物の基礎着工前にチェックしておくべき重要項目です。

要素 着工後に発覚する問題(手遅れ) 着工前ならできる対策(回避策)
1. 汚水マス・配管
(排水設備)
デザインの破壊
美しいタイルアプローチのど真ん中に、白いプラスチックの「汚水マス」が来てしまい、隠すために高額な化粧蓋(フロアハッチ)が必要になる。
図面上で移動させる
配管ルートを微調整し、マスを砂利部分や植栽の裏など、目立たない位置に逃がす。
2. 室外機・給湯器
(空調・給湯)
通路の閉鎖
図面では通れそうだったが、室外機を置いたら人が通れなくなり、駐輪場や勝手口が機能しなくなる。
設置位置の調整
外構の動線(自転車置き場など)と合わせ、室外機の向きや位置を事前に指定する。
3. 電気配線
(CD管)
露出配線の発生
インターホンや門灯用の電源が確保されておらず、後から外壁を這わせる「露出配管」となり、新築の美観を損ねる。
先行埋設の指示
門柱を立てる予定の位置に向け、基礎工事の段階で空配管(CD管)を地中に埋めておく。

解決策:「Parallel Planning(並走計画)」のすすめ

無駄な修正コストを省き、ノイズのない美しい外観を作るためには、建物の「設備計画」と並行して外構を考えることが不可欠です。
具体的なスケジュールとアクションプランは以下の通りです。

Step 1:間取り確定直後(基礎着工前)

このタイミングで専門店に相談を開始してください。
外構のプロは、建物の「給排水図」や「電気図」を見れば、「このマスの位置はアプローチと干渉する」「ここにカーポートを置くと給湯器のメンテナンスができない」といったリスクを判断できます。
この段階なら、ハウスメーカーの設計担当者に「マスの位置を少しずらしてほしい」と依頼するだけで、追加コストなしで問題を回避できます。

ハウスメーカー側にとっても、着工前に配管位置を確定できることはメリットです。
ただし、的確な指示を出すためには、外構のゾーニング(配置計画)が決まっている必要があります。この段階で信頼できる外構パートナーを選定しておくことが、スムーズな連携の鍵です。

Step 2:先行配管・先行工事の検討

特に電気自動車(EV)用の充電スタンドや、防犯カメラを設置予定の方は要注意です。
建物が完成してから電源を引こうとすると、コンクリートを壊したり、庭を掘り返したりする大工事になります。
「将来ここに何をつけるか」を外構業者と話し合い、必要な配管だけ先に埋めておく「先行配管」を行えば、将来のコストを数分の一に抑えられます。

💡 プロのアドバイス:「設備図」をもらっていますか?

多くの施主様は「間取り図(平面図)」ばかり気にされますが、外構計画で最も重要なのは、配管やマスの位置が記された「給排水設備図」や、室外機位置がわかる「配置図」です。
外構業者に相談に行く際は、これらの図面を持参することで、より具体的でリスクの少ない提案を受けることができます。

※具体的な図面修正のアドバイスや、メーカー担当者様との詳細な調整は、正式にパートナーとしてご契約いただいたお客様へのサービスとなります。まずは無料シミュレーション等で概算を把握し、依頼先としてご検討ください。

注意点:「やり直し」にかかる無駄なコスト

もし着工後に「やっぱりマスが邪魔だから動かしたい」「ここにコンセントが欲しい」となった場合、どうなるでしょうか。
一度埋めた配管を掘り返す手間賃、コンクリートを壊す「ハツリ工事費」、そして電気工事の出張費。
これらは何ら新しい価値を生まない、完全な「死に金(損失)」です。

「外構は最後でいい」という油断が、最終的に10万円、20万円という単位であなたの財布を痛めつけることになります。
賢明な施主様は、このリスクを先回りで排除しています。

まとめ

外構計画を早期に始めるべき理由は以下の3点です。

  1. ノイズの排除: 「汚水マス」や「配管」の位置を着工前に調整し、美しいアプローチを守る。
  2. 動線の確保: 室外機や給湯器の位置を考慮し、駐輪場や通路を塞がない。
  3. 電気の準備: EVコンセントや照明用の配管を先行して埋設し、露出配線を防ぐ。

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