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住友林業の外構は「木質感」で選ぶ。大開口と庭をつなぐ正解ルート

導入:その外構は、住友林業の「木の質感」を台無しにしていませんか?

「展示場で見た『自家自讃』のような、木と緑に包まれた家に憧れて契約した。でも、外構図面を見ると、どこにでもある普通のフェンスとコンクリートが並んでいる…」
住友林業のオーナー様から、このような落胆の声をよく耳にします。

結論を申し上げます。独自の外壁「シーサンドコート」や、銘木を使った「プライムウッド」の床材など、素材感に徹底的にこだわった住友林業の家に、テカリのある既製品のアルミエクステリアは絶対に似合いません。
必要なのは、建物の思想である「涼温房(りょうおんぼう)」を庭まで拡張し、ウチとソトの境界を溶かすプランニングです。

本記事では、BF構法の大開口や木造の風合いを活かし、邸宅全体を「森のような安らぎ」で包むための、素材選びの鉄則と設計手法について解説します。

「Organic Harmony」の法則:ノイズを消し、木質感を繋ぐ

住友林業の施主様が最も大切にしているのは「本物の木の風合い」と「経年変化」です。
外構計画においても、工業製品的な光沢(ノイズ)を極力排除し、マットな素材や縦格子を用いることで、建物と庭が一体となった「和モダン」な景色を目指します。

要素 避けるべき外構素材(ノイズ) 住友林業に合う素材(調和)
目隠し・フェンス メッシュ・横ラインのアルミ
軽すぎて、重厚な外壁や深い軒と不釣り合い。
縦格子(スクリーン)・木調
住友林業のアイコンである「きずれパネル」や「格子スクリーン」と呼応する、縦ラインの木調アルミ。
アプローチ コンクリート金ゴテ仕上げ
白く無機質で、照り返しが強く「涼温房」に逆行する。
洗い出し・自然石(鉄平石等)
シーサンドコートの粒子感とリンクする、自然な凹凸のある素材。
テラスまわり 人工的な樹脂デッキ
室内の無垢床との質感ギャップが目立ち、安っぽく見える。
高質感デッキ・タイルテラス
室内の「プライムウッド」に負けない、リアルな質感を持つデッキ材や、大判タイル。

大開口を活かす「視線の設計」と「涼温房」

住友林業の家の魅力は、庭の自然を室内に取り込む「大開口サッシ(BF構法等)」にあります。
このメリットを活かすも殺すも、外構(庭)の作り方次第です。

1. リビングを拡張する「フラットな繋がり」

大開口サッシの前に、室内フローリング(チークやウォルナット等)と同じ色味のウッドデッキを、段差なく設置します。
これにより、窓を開け放った瞬間に「庭までがリビング」となり、実際の畳数以上の広がりを感じることができます。
特に深い軒を持つ平屋や「Grand Life」では、この縁側のような中間領域が邸宅の格を決定づけます。

2. 「雑木の庭」を作る植栽計画

住友林業の家には、整形されたトピアリーよりも、アオダモやイロハモミジといった「雑木(ぞうき)」が似合います。
外構予算の15〜20%を植栽に配分し、少し枝ぶりの良い樹木を選んでください。
夏は葉が日差しを遮り、冬は落葉して光を取り込む。住友林業が提唱する「涼温房」のサイクルを、外構の植栽が完結させます。

💡 プロのアドバイス:住友林業緑化との賢い付き合い方

グループ会社である「住友林業緑化」の提案は、確かに建物との調和が完璧です。
しかし、管理費等が含まれるため、予算内で収めようとすると「木が細くなる」「石が減る」といった妥協が生じがちです。
「デザインの軸(ゾーニング)」はメーカー提案をリスペクトしつつ、実際の施工や、デッキ・カーポート・照明などの金物工事を専門店に分離発注するのが、クオリティを落とさずにコストを下げる賢い方法です。

注意点:「森」を維持するメンテナンス技術

「緑豊かな外構にしたいが、虫や手入れが心配」
これは多くの施主様が抱えるジレンマですが、現代の技術で手間は最小限にできます。

  • 成長の遅い樹種を選ぶ: シマトネリコのような暴れる木を避け、アオダモのような成長が穏やかで樹形が乱れにくい樹種を厳選します。
  • 自動散水システムの導入: 初期費用(約10〜15万円程度)で自動散水システムを導入すれば、毎日の水やりの呪縛から解放され、枯らすリスクも激減します。

まとめ

住友林業の外構計画で成功するポイントは以下の3点です。

  1. 格子の採用: アルミのフェンスではなく、「木調の縦格子」で視線を遮りつつ、風と光を通す。
  2. ウチとソトの融合: 大開口サッシを活かし、室内床とリンクしたデッキでリビングを拡張する。
  3. 雑木の庭: 予算の2割を植栽に充て、「涼温房」を機能させる森を作る。

あなたの住友林業の家には、どんな樹木が似合うのか。
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